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音楽配信サブスクリプションは便利だけど、1つのアルバムを100回聴く暇がなくなる

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はじめましてaogiです。ご縁があってこの場で書かせていただくことになりました。少し自己紹介をすると、半年ほど前に北海道から上京した20代のサラリーマンです。満員電車での通勤や日々の仕事にも慣れてきました。北海道にいた時はギターが好きで毎日練習していましたが、こっちに来てからはなぜかやる気も興味もなくなってしまって、ギターケースは埃をかぶってます。

それでも音楽を聴くのは相変わらず好きで通勤中や寝る前にいろいろな音楽を聴いては一人で盛り上がったり、しんみりしたり、救われたりしています。ここでは普段音楽を聴いている中で感じたことなどを書いていきます。

 

音楽配信サブスクリプションってなに?

 

皆さんはApple MusicやSpotifyなどの音楽配信サブスクリプションを使っていますか?
僕はApple Musicを愛用しており、とても便利で手放せません。

そもそも音楽配信サブスクリプションってなんだよという方のために簡単に説明すると、月々1000円程度でクラウド上に何万と存在する古今東西のあらゆる楽曲が聴き放題になるサービスです。ダウンロードすればオフラインでも再生可能なので通信量も心配不要。10社ほど同種のサービスがある中で1位2位を争っているのがApple MusicとSpotifyです。
18年にはMr.Childrenや井上陽水、ユーミン、椎名林檎などの大物アーティストがサブスクリプション上に楽曲を解禁して話題になりました。もちろん登録されていない楽曲もありますが、それでも十分楽しめると思います。

例えば僕の好きなGLAYは、ベスト盤も含めたら20枚以上のアルバムをリリースしていますがほぼ全曲聴けます。ダウンロード販売でアルバム1枚を買うと2000~2500円くらいしますが、サブスクリプションなら月々1000円以下で何枚でもダウンロード可能。これってすごいお得じゃないですか?
さらに、視聴履歴から好きになりそうな別のアーティストをオススメしてくれて、勝手にプレイリストまで作ってくれる機能まであります。至れり尽くせりで最高のサービスじゃん!そう思って使ってきましたが、意外な落とし穴がありました。

 

1枚のアルバムをじっくり聴くことがなくなる

Apple Musicに登録してから2年ほど経ちますが、1枚をじっくり聴くことが少なくなった気がします。
オススメ機能のおかげで好きなアーティストがどんどん増えて、新譜が発売されたら通知してくれます。
おまけにTwitter/instagramではアーティスト本人が新譜の宣伝をし、多くの音楽ブロガーが新譜のレビュー記事を公開しているので、聴きたいアルバムが際限なく出て来きます。そして聴きたいと思ったらすぐ手に入る。

当然ながら時間には限りがあるので1枚あたりに注ぐ時間は少なくなります。気に入るか分からないアルバムより確実に好きになると分かっているアルバムを優先して聴くようになり、充分に消化しないうちに次の気になるアルバムに手を伸ばしてしまう。何が良いのか分からない馴染みのないジャンルより、既に好きになっているジャンルの音楽ばかり聴くようになる。

同じような人結構いるんじゃないでしょうか?
こんな聴き方も悪くないと思いますが、音楽を聴くことですら忙しくなくなってしまって少し寂しく感じます。大事な機会を失っているような感覚。なぜなら1枚のアルバムを100回聴くことで今まで存在することすら知らなかった世界に触れることができ、初めて分かることがたくさんあるからです。

何回も聴いていると、良さが分からなかった曲の良さが分かるようになる

 

1枚のアルバムを100周したことはありますか?
僕は学生時代に友達から借りたONE OK ROCKの「残響リファレンス」や東京事変の「大人」は多分100周以上してます。

始めは有名なシングル曲目当てで聴いていましたが、何回も再生するうちに、地味な印象を持っていた曲がなぜか心に引っかかるようになって次第に頭から離れなくなります。加えて、曲の配置がこの順番でなければならない理由が分かるようになり、曲間の秒数にさえも(作者の意図の有無に関わらず)意味を見出してました。
友達から勧められてなんとなく聴き始めたアルバムが、自分の中で特別な1枚へと変化していたのです。

高校時代、初めてマリリン・マンソンを聴いたときは何で叫んでるのか意味分からないし気持ち悪かったけれど、こういうの聴いているのがカッコいいと思って(いろいろ勘違いしてる)背伸びして聴いてた時期があります。繰り返し聴いていると、ただ叫んでいるだけに聴こえていた部分も実は「歌」であって、感情を表す手段としての叫びで声音や息遣いが少しづつ違うと分かってきます。騒音にしか聴こえなかった暴力的なサウンドも心地よく感じるようになり、気づけばハマってました。おかげで性格歪みました。

 

しかしこれをきっかけにメタルという新しい世界に触れることができ、クラシックやジャズも同じような経験を通して好きになりました。聴き始めた時はただのつまらない曲/アーティスト/ジャンルだったとしても、何回も聴くことで耳が(感性が)育ち、ぼやけていた物体の解像度が上がってはっきりと認識できるようになるはずです。
別に異ジャンルの良さを分からなくても人生で困ることはありません。
しかし単純に好きなものが増えれば楽しめることも増えて、人生がより豊かになります。
今まで良さが分からなかった曲を好きになる瞬間のゾクっとする感覚は何物にも代えがたい喜びです。

機能に振り回されず、1枚をじっくり聴き込もう!!

 

サブスクリプションは確かに便利で今後も登録者も拡大していくと思いますし、僕も多分使い続けます。
しかしその機能に振り回されず、たまには1枚ずつ腰を据えて聴いてみてはどうでしょうか?
100回聴く人が偉いなんてことはありませんし聴き方は自由ですが、今まで気がつかなかった音や歌詞の意味を感じられるようになり、世界が広がると思います。

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